【2】労働災害発生情報
図1は、令和5年度の事故の型別の死傷災害の発生割合を示しています。
図1.令和5年度事故の型別の死傷災害の発生割合
転倒による死傷災害発生(休業4日以上)は、平成17年度に「墜落・転落」を抜いてワースト・ワンとなった以降、令和5年度においても変わらず、いまだ件数は減っていません。
厚生労働省「高年齢労働者の安全と健康確保のためのガイドライン」によれば、労働災害による死傷者数は60歳以上の労働者が占める割合が26%(2018年)と増加傾向にあり、中でも転倒、墜落・転落災害の発生率が若年層に比べ高く、女性に顕著であると示しています
このように、高年齢労働者には「転倒」「墜落・転落」による事故が多く発生していることがわかります。
今後、雇用延長制度などにより高年齢労働者数は増加すると考えられるため、今後も転倒災害による死傷者数および発生割合は増加することが予測されています。
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