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第11回講師研修会

令和4年11月27日(日)に安全衛生マネジメント協会、及び中小建設業特別教育協会の共催で第11回講師研修会を実施しました。

今回は前回に引き続き講習後のアンケートをテーマにして実施しました。

担当講師

株式会社ラーンウェル
代表取締役 関根 雅泰 氏
株式会社ラーンウェル
専属講師 林 博之 氏

 

テーマ「講習後のアンケート」

事務局より開会あいさつののち、前回参加していない講師も多かったため振り返りを兼ねて、まず「(講習直後)アンケート」の活用に関するアンケートから始めました。
直後アンケートについては7割以上の講師が「読んで参考にし必要に応じて研修のやり方を変えている」という結果でした。

グループワーク/発表

次にアンケートに関し「講師の(講習)進行面で思い当たる点/思い当たらない点」等についての対応例など、グループワークと全体討議を実施。

  • (時間設定についての指摘があったので)スタート時にホワイトボードに掲示するとともに、11時50分や、12時30分から昼食にしたり等、会場に合わせている。
  • 声の大きさなど、物理的な部分は改善するようにしている。
  • 講習時間の長さなどは講師レベルでは対応不可
  • アンケートは用紙を配るタイミングによってもコメントが違ってくると思う
  • 昼食時混まないよう早めの時間設定など、開催会場によって合わせるようにしている
  • マスクで聞き取りにくいという指摘がある

などの意見や改善例がありました。

前回研修の学びを実践に生かした例としてO講師より、「前回、自己紹介の目的=有能さと親しみやすさを示す」ということを学んだので、それ以後の講習では「カラオケ好き・田舎ぐらしである」ことともに、「今までの経歴、特に電気関係の専門家」である旨を短時間でアピールするようにしており、以前と比べて受講者との距離が縮まったと思う旨、発表がありました。

また、他団体のアンケートの状況なども発表され、組織によってもその内容や目的が相当違うと感じられました。

講義「研修評価と直後アンケートの関係等について」

休憩をはさんで関根先生より研修評価と直後アンケートの関係等について、専門家の立場から説明がありました。中でも、以下のような点は直後アンケートのみならず講習全体の在り方を示唆するものでもあり、講師各位も非常に勉強になったようです。

  • 最近の研究では「満足度は、学習、行動、成果に結び付いていないという知見が殆ど」であること
  • 「研修転移 Transfer of Training 」とは、研修で学んだことが、仕事の現場で一般化(Generalization)され役立てられかつその効果が持続(Maintenance)されること
  • 評価(Evaluation)とは、「ものごとの本質(Merit)、値打ち(Worth)、意義(Significance)を明らかにすること」である。『評価=事実特定+価値判断』

また、物事の説明などの場面での「ペグ(ひっかける釘)」出しという講習手法について学びました。

  • 時系列で分類
  • 三つの視点
  • 弁証法的分析(「正」「反」「合」という3つの要素を3段階に考えていく)など

まとめ

最後に、講師役を決めグループワークを実施、各自の感想をチャットして頂きました。

  • 普段は交流がない講師各位から、実際の進め方で工夫している点や困っていることを共有いただき、自身のやり方に照らして、不足していることを「具体的」に気づいたことがいくつかあります。
  • 今まで意識しなかったが、サンドイッチフォーマットは、参考になりました。また、多くの講師の方が、問題視している講習の時間配分についての対応策も参考となりましたので、自分なりに実践していこうと思います。

etc・・・

Zoomによる研修風景(右:技術スタッフの小林氏)

 


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