4つのケアとは

厚生労働省は職場のメンタルヘルスケア対策の一環として、平成１２年に「労働者の心の健康の保持増進のための指標」というものを作成した。

これは、事業者が行なうべきメンタルヘルスケアについて書かれているもので、４つのケアとはその中に出て来るケアの概念である。

その４つとは、労働者自身にストレスに対する知識や対処法を身につけさせるセルフケア、職場環境の把握と改善をまめに行い職場復帰の支援などを行なっていくラインによるケア、産業医・保健師・カウンセラー・人事担当などがサポートを行なう事業場内産業保健スタッフ等によるケア、外部の医療機関や心理相談室等における事業場外資源によるケア、という概念から成り立っている。