セロトニンとは
セロトニンは別名5-ヒドロキシトリプタミンといい、人の生態リズムや睡眠、体温調整などに影響する物質である。
体内にあるセロトニンの90%は腸内に存在しており、腸内のセロトニンが過剰になれば下痢になり、足りなければ便秘になることから、近年患者数が増加傾向にある過敏性大腸炎などと関係していると指摘する研究もある。
また、残りの10%のうち8%は血小板中に存在しており、止血作用や欠陥の収縮と関係があるとされている。
この血管収縮作用から偏頭痛との関係も指摘されている。
残りの2%は脳内に存在しており、感情のコントロールや衝動の抑制、覚醒状態の維持、記憶力や学習効果にも影響があるといわれている。
セロトニンの不足と抑うつ状態、依存症などの関連も近年になって指摘されている。
このページをシェアする
講習会をお探しですか?