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ロールモデルとは

カナダの心理学者であるバンデューラは自らが体験しなくても、他人の行動を観察していれば行動の学習は成立するとしたモデリング理論を発案した。

つまり、自ら失敗しなくとも、人の失敗を観れば自らもそのような行動をとらなくなるという理論である。

ロールモデルとは、このモデリングが成立する観察される方の人物のことである。

例えば、弟は兄が悪戯をして教員に叱られるところを観ていたとする、その後兄だけでなく弟も悪戯をしなくなったならば、兄は弟のロールモデルとなってモデリングが成立したことになるのである。

モデリングを用いると言語的に説明しても治らなかった問題行動を、実際に見せるという非言語的なやり取りで修正することが可能になるのである。

 

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