労災保険メリット制とは
労災保険の保険料率を、労働災害の有無によって上下させる制度。
労災保険料は事業の種類ごとに災害率等が決められ、各事業所などが負担している。
しかし、労働災害の発生率は同一の業種であっても、作業環境や事業主の災害防止対策などにより、実際には事業所によって異なっている。
そこで公平の観点と、事業主の災害防止への取組みを促進させるために、労働災害が多い事業所では労災保険率が高くなり、少ない事業所では労災保険率が低くなる制度としている。
この制度の適用を受けるのは、3年間一定規模の従業員数を満たしている事業所で、過去3年間の収支率に応じて、その過去3年間の最終年度の翌々年度の労災保険率を決定する。
保険料率は40%の範囲で上下する。
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