抗不安薬とは
向精神薬の一種であり、不安やそれに関連する身体症状や精神症状の緩和を目的として使用される薬品である。
マイナートランキライザーという呼称で呼ばれることも多い。
適応となるのは、主にパニック障害をはじめとした不安障害であるが、不安という症状は多くの精神疾患で見られる症状のため、幅広い病名で処方されることが多い。
また、不安の緩和を目的とする以外にも、入眠困難が見られる患者に対して、寝つきを良くすることを期待して処方されることもある。
一方で、常用により効果が弱まる耐性の問題もあり、一種の依存症のような状態に陥る危険性も指摘されている。
高容量の処方を受けていた場合、突然の断薬は離脱症状の危険性もあるため注意が必要である。
このページをシェアする
講習会をお探しですか?