向精神薬とは
向精神薬とは、脳の中枢神経に作用し、生物の精神状態に何らかの影響を及ぼす薬品の総称である。
抗不安薬、抗精神病薬、抗うつ剤、鎮痛剤の一部なども向精神薬に含まれており、その薬の性質から、薬物乱用などと深いかかわりがあるため、各国の法律で厳しく規制されている。
当然のこととして、向精神薬の取り扱いに関する国際条約も存在しており、「向精神薬に関する条約」が1971年に採択され、日本は1990年に加盟している。
過剰服薬によって死に至る薬品も存在しており、処方される対象が過剰服薬によって自殺を図る患者も多いことから、その取り扱いや処方に関しては一層の注意が必要とされている。
英米では過剰服薬による死亡者数が交通事故による死亡者を上回り、国際的な懸念となっている。
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