SST(Social Skills Traning)とは
アメリカの医師、ロバート・リバーマンによって提唱された社会生活のための訓練技法である。
人間は困難な状況やトラブルに巻き込まれたりする経験を持つが、リバーマンは、このような困難な状況やトラブルをソーシャルスキルといい、他人と関わったり集団で何かを行なうときにも用いられる能力を側面から捉えた。
ソーシャルスキルの未熟さから、社会的に困難な状況やトラブルが起こるのであれば、ソーシャルスキルを鍛えることで、困難な状況も減っていくはずであることから、リバーマンは、ソーシャルスキルの訓練方法を構造化し、その手順をSSTとした。
現在、医療現場から教育現場まで最も広く普及している手法の一つであるが、有名であるがゆえに、未熟なセラピスト等が誤った手法でSSTを行なっていることも少なくない。
また、発達障害者における療育の現場などでは非常に頻繁に用いられる。
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