生体恒常性(ホメオスタシス)
学習の急所
生体恒常性(ホメオスタシス) | 外部環境が変化しても、体内の状態を一定の状態に保つ整体のしくみ |
体温調節中枢 | 間脳の視床下部にある |
産熱 | 主に栄養素の酸化燃焼や分解などの化学的反応によって行われる |
放熱 | ふく射(放射)、伝導、蒸発(気化)などによって行われる |
温熱性発汗 | 暑いときなどに上昇した体温を下げるためにかく汗。手のひらや足の裏を除く、全身から持続的に発汗する |
不感蒸泄 | 発汗がない状態でも皮膚や呼気から水分が失われる現象。皮膚や呼吸器から若干(1日約850ml)の水分の蒸発する。不感蒸泄に伴う放熱は、全放熱量の25%。 |
体温調整の仕組み
寒冷環境下 | 高温環境下 |
皮膚の血管が収縮して血液量が減少し皮膚音を低下させる。 | 皮膚の血管は拡張し、血流量は増加する。 内臓の血流量が減少し体内の代謝活動が抑制されることにより、人体からの放熱が促進される。 |
過去問でトレーニング
過去問(令和6年4月)問44
体温調節に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
体温調節中枢は、間脳の視床下部にある。
◯正解 正しい記述です。
体温調節のように、外部環境が変化しても身体内部の状態を一定に保つ生体の仕組みを同調性といい、筋肉と神経系により調整されている。
誤った記述です。外部環境が変化しても身体内部の状態を一定に保つ生体の仕組みは、恒常性(ホメオスタシス)です。
生体恒常性(ホメオスタシス) | 外部環境が変化しても、体内の状態を一定の状態に保つ整体のしくみ |
体温調節中枢 | 間脳の視床下部にある |
産熱 | 主に栄養素の酸化燃焼や分解などの化学的反応によって行われる |
放熱 | ふく射(放射)、伝導、蒸発(気化)などによって行われる |
温熱性発汗 | 暑いときなどに上昇した体温を下げるためにかく汗。手のひらや足の裏を除く、全身から持続的に発汗する |
不感蒸泄 | 発汗がない状態でも皮膚や呼気から水分が失われる現象。皮膚や呼吸器から若干(1日約850ml)の水分の蒸発する。不感蒸泄に伴う放熱は、全放熱量の25%。 |
寒冷な環境においては、皮膚の血管が拡張して血流量を増し、皮膚温を上昇させる。
誤った記述です。
寒冷環境下 | 高温環境下 |
皮膚の血管が収縮して血液量が減少し皮膚温を低下させる。 | 皮膚の血管は拡張し、血流量は増加する。 内臓の血流量が減少し体内の代謝活動が抑制されることにより、人体からの放熱が促進される。 |
計算上、体重70kgの人の体表面から10gの汗が蒸発すると、体温が約1℃下がる。
誤った記述です。100gです。
不感蒸泄(せつ)とは、水分が発汗により失われることをいう。
誤った記述です。不感蒸泄(せつ)とは、発汗がない状態でも皮膚や呼気から水分が失われる現象のことです。
生体恒常性(ホメオスタシス) | 外部環境が変化しても、体内の状態を一定の状態に保つ整体のしくみ |
体温調節中枢 | 間脳の視床下部にある |
産熱 | 主に栄養素の酸化燃焼や分解などの化学的反応によって行われる |
放熱 | ふく射(放射)、伝導、蒸発(気化)などによって行われる |
温熱性発汗 | 暑いときなどに上昇した体温を下げるためにかく汗。手のひらや足の裏を除く、全身から持続的に発汗する |
不感蒸泄 | 発汗がない状態でも皮膚や呼気から水分が失われる現象。皮膚や呼吸器から若干(1日約850ml)の水分の蒸発する。不感蒸泄に伴う放熱は、全放熱量の25%。 |
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