心臓と血液循環
学習の急所
心臓
構造 | 左心房、左心室、右心房、右心室の4つの部屋があり心筋という筋肉でできている。僧帽弁(二尖弁)、三尖弁、大動脈弁、肺動脈弁という4つの弁がある。心筋は、不随意筋だが、横紋筋に分類される。 |
拍動 | 右心房にある洞房結節(洞結節)からの電気信号で、収縮と拡張を繰り返します。この電気が流れるしくみを刺激伝導系という。心臓の拍動は自律神経に支配されています。 |
血液
体循環 | 左心室から大動脈に入り、毛細血管を経て静脈血となり、大静脈を経て右心房へ戻る。 |
肺循環 | 右心室から肺動脈を経て肺の毛細血管に入り、肺静脈を通って左心房に戻る。 |
動脈血 | 酸素を多く含み二酸化炭素が少ない血液。大動脈・肺静脈を流れる。 |
静脈血 | 二酸化炭素や老廃物を多く含んだ血液。大静脈・肺動脈を流れる。 |
脈拍 | 心臓の拍動による動脈圧の変動を末梢の動脈で触知したもの。一般に、手首の橈(とう)骨動脈で触知する。 |
動脈硬化 | コレステロールの蓄積などにより、動脈壁が肥厚・硬化して弾力性を失った状態のこと。進行すると血管の狭窄(さく)や閉塞を招き、臓器への酸素や栄養分の供給が妨げられる。 |
過去問でトレーニング
過去問(令和6年4月)問37
心臓及び血液循環に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
心臓は、自律神経の中枢で発生した刺激が刺激伝導系を介して心筋に伝わることにより、規則正しく収縮と拡張を繰り返す。
◯正解 誤った記述です。自律神経ではなく洞房結節(洞結節)で発生した刺激です。
構造 | 左心房、左心室、右心房、右心室の4つの部屋があり心筋という筋肉でできている。僧帽弁(二尖弁)、三尖弁、大動脈弁、肺動脈弁という4つの弁がある。心筋は、不随意筋だが、横紋筋に分類される。 |
拍動 | 右心房にある洞房結節(洞結節)からの電気信号で、収縮と拡張を繰り返します。この電気が流れるしくみを刺激伝導系という。心臓の拍動は自律神経に支配されています。 |
肺循環により左心房に戻ってきた血液は、左心室を経て大動脈に入る。
正しい記述です。
大動脈を流れる血液は動脈血であるが、肺動脈を流れる血液は静脈血である。
正しい記述です。
心臓の拍動による動脈圧の変動を末梢(しょう)の動脈で触知したものを脈拍といい、一般に、手首の橈(とう)骨動脈で触知する。
正しい記述です。
動脈硬化とは、コレステロールの蓄積などにより、動脈壁が肥厚・硬化して弾力性を失った状態であり、進行すると血管の狭窄(さく)や閉塞を招き、臓器への酸素や栄養分の供給が妨げられる。
正しい記述です。
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