骨折
学習の急所
骨折の種類
完全骨折 | 完全に折れた状態 |
不完全骨折 | ひびが入った状態 |
単純骨折 | 皮膚の下で骨が折れて皮膚に破損がない状態 |
複雑骨折(開放骨折) | 骨折と共に皮膚、皮下組織が損傷し、骨折部が露出している状態。 |
骨折の応急措置
・基本は動かさない
・副子を当てて固定する場合、開放骨折では皮膚を突出している骨は戻さず固定する。
•骨折部の固定のため副子を手や足に当てるときは、副子の先端が手先や足先から少し出るようにする。
・脊髄損傷が疑われる場合は硬い板に乗せて運搬する
過去問でトレーニング
過去問(令和6年4月)問32
骨折に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
1 単純骨折とは、骨にひびが入った状態をいう。
誤った記述です。
完全骨折 | 完全に折れた状態 |
不完全骨折 | ひびが入った状態 |
単純骨折 | 皮膚の下で骨が折れて皮膚に破損がない状態 |
複雑骨折(開放骨折) | 骨折と共に皮膚、皮下組織が損傷し、骨折部が露出している状態。 |
複雑骨折とは、骨が多数の骨片に破砕された状態をいう。
誤った記述です。
完全骨折 | 完全に折れた状態 |
不完全骨折 | ひびが入った状態 |
単純骨折 | 皮膚の下で骨が折れて皮膚に破損がない状態 |
複雑骨折(開放骨折) | 骨折と共に皮膚、皮下組織が損傷し、骨折部が露出している状態。 |
不完全骨折では、骨折端どうしが擦れ合う軋轢(あつれき)音や変形などが認められる。
誤った記述です。
完全骨折 | 完全に折れた状態 |
不完全骨折 | ひびが入った状態 |
単純骨折 | 皮膚の下で骨が折れて皮膚に破損がない状態 |
複雑骨折(開放骨折) | 骨折と共に皮膚、皮下組織が損傷し、骨折部が露出している状態。 |
脊髄損傷が疑われる場合は、動かさないことを原則とするが、やむを得ず搬送する場合は、負傷者に振動を与えないようにするため、柔らかいマットに乗せる。
誤った記述です。脊髄損傷が疑われる場合は硬い板に乗せて運搬します。
骨折に対する処置として、副子を手や足に当てるときは、骨折部分の上下の関節まで固定できる長さで、かつ、幅の広いものを用いる。
◯正解 正しい記述です。
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