ストレスチェック
学習の急所
ストレスチェック
対象事業場 | 常時50人以上の労働者を使用する事業者 |
対象者 | 常時使用する労働者 |
実施時期 | 1年以内ごとに1回、定期に実施 |
実施者 | 医師等(①医師、②保健師、③法定研修を修了した歯科医師、看護師、精神保健福祉士、公認心理師) |
検査項目 | ①心理的負担の原因に関する項目 ②心身の自覚症状に関する項目 ③他の労働者による当該労働者への支援に関する項目 |
通知 | 遅滞なく医師等から労働者に対し通知 |
面接指導
事業者は、検査の結果、心理的な負担の程度が高い者(高ストレス者)であって、検査を行った医師等が面接指導を受ける必要があると認めた者が、医師による面接指導を受けることを希望する旨を申し出たときは、申出をした労働者に対して遅滞なく面接指導を行わなければなりません。
また、事業者は、面接指導の結果に基づき記録を作成して、5年間保存しなければなりません。
過去問でトレーニング
過去問(令和6年4月)問23
労働安全衛生法に基づく心理的な負担の程度を把握するための検査の結果に
基づき実施する面接指導に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
常時50人以上の労働者を使用する事業者は、1年以内ごとに1回、定期に、
心理的な負担の程度を把握するための検査結果等報告書を所轄労働基準監督
署長に提出しなければならない。
◯正解 正しい記述です。
事業者は、面接指導の対象となる労働者の要件に該当する労働者から申出
があったときは、申出の日から3か月以内に、面接指導を行わなければなら
ない。
誤った記述です。3ヶ月以内ではなく遅滞なく面接指導を行わなければなりません。
事業者は、面接指導を行った場合は、当該面接指導の結果を当該事業場の
当該部署に所属する労働者の集団その他の一定規模の集団ごとに集計し、そ
の結果について分析しなければならない。
検査を行った医師等が分析します(努力義務)。事業者は分析しませんので誤った記述です。
面接指導の結果は、健康診断個人票に記載しなければならない。
健康診断個人票に記載する必要はないので誤った記述です。
面接指導を行う医師として事業者が指名できる医師は、法定の研修を修了
した医師に限られる。
法定の研修を修了した医師にだけではなく、医師全てですので誤った記述です。
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