化学物質による健康障害
学習の急所
弗化(ふっか)水素 | 無色の気体。刺激臭が強く、水溶性も高い | 慢性中毒:骨の硬化、斑状歯、歯牙酸蝕症 |
二酸化硫黄 | 無色の気体。水分に溶けると亜硫酸になる。空気よりも重 い | 急性中毒:咳、眼の痛み 慢性中毒:慢性気管支炎、歯牙酸蝕症 |
二酸化窒素 | 赤褐色の気体。水分に溶けると硝酸と亜硝酸になる | 急性中毒:粘膜刺激症状 慢性中毒:慢性気管支炎、歯牙酸蝕症 |
塩素 | 黄緑色の気体。刺激臭が強く漂白剤や消毒剤に使用される | 低濃度:粘膜刺激症状 高濃度:気管支炎、肺水腫 |
過去問でトレーニング
過去問(令和6年4月)問13
化学物質による健康障害に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
1 シアン化水素による中毒では、細胞内での酸素利用の障害による呼吸困難、けいれんなどがみられる。
正しい記述です。
2 硫化水素による中毒では、意識消失、呼吸麻痺(ひ)などがみられる。
正しい記述です。
3 弗(ふっ)化水素による慢性中毒では、骨の硬化、斑状歯などがみられる。
正しい記述です。
弗化(ふっか)水素 | 無色の気体。刺激臭が強く、水溶性も高い | 慢性中毒:骨の硬化、斑状歯、歯牙酸蝕症 |
二酸化硫黄 | 無色の気体。水分に溶けると亜硫酸になる。空気よりも重 い | 急性中毒:咳、眼の痛み 慢性中毒:慢性気管支炎、歯牙酸蝕症 |
二酸化窒素 | 赤褐色の気体。水分に溶けると硝酸と亜硝酸になる | 急性中毒:粘膜刺激症状 慢性中毒:慢性気管支炎、歯牙酸蝕症 |
塩素 | 黄緑色の気体。刺激臭が強く漂白剤や消毒剤に使用される | 低濃度:粘膜刺激症状 高濃度:気管支炎、肺水腫 |
4 二酸化硫黄による慢性中毒では、慢性気管支炎、歯牙酸蝕(しょく)症などがみられる。
正しい記述です。
弗化(ふっか)水素 | 無色の気体。刺激臭が強く、水溶性も高い | 慢性中毒:骨の硬化、斑状歯、歯牙酸蝕症 |
二酸化硫黄 | 無色の気体。水分に溶けると亜硫酸になる。空気よりも重 い | 急性中毒:咳、眼の痛み 慢性中毒:慢性気管支炎、歯牙酸蝕症 |
二酸化窒素 | 赤褐色の気体。水分に溶けると硝酸と亜硝酸になる | 急性中毒:粘膜刺激症状 慢性中毒:慢性気管支炎、歯牙酸蝕症 |
塩素 | 黄緑色の気体。刺激臭が強く漂白剤や消毒剤に使用される | 低濃度:粘膜刺激症状 高濃度:気管支炎、肺水腫 |
5 二酸化窒素による中毒では、末梢(しょう)神経障害などがみられる。
◯正解 二酸化窒素による中毒でみられるのは慢性気管支炎、歯牙酸蝕症などですので誤った記述です。
弗化(ふっか)水素 | 無色の気体。刺激臭が強く、水溶性も高い | 慢性中毒:骨の硬化、斑状歯、歯牙酸蝕症 |
二酸化硫黄 | 無色の気体。水分に溶けると亜硫酸になる。空気よりも重 い | 急性中毒:咳、眼の痛み 慢性中毒:慢性気管支炎、歯牙酸蝕症 |
二酸化窒素 | 赤褐色の気体。水分に溶けると硝酸と亜硝酸になる | 急性中毒:粘膜刺激症状 慢性中毒:慢性気管支炎、歯牙酸蝕症 |
塩素 | 黄緑色の気体。刺激臭が強く漂白剤や消毒剤に使用される | 低濃度:粘膜刺激症状 高濃度:気管支炎、肺水腫 |
このページをシェアする
講習会をお探しですか?