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作業環境測定

学習の急所

作業環境測定の目的

測定により定量化して評価を加え、問題があれば健康障害を防ぐための対策を講じること。

管理濃度

有害物質に関する作業環境の状態を単位作業場所の作業環境測定結果から評価するための指標として設定されたもの。

A測定B測定
単位作業場所における有害物質の空気中の濃度の平均的な状態を把握するための測定発散源に近接する位置で、労働者がばく露し得る最高濃度を把握するための測定
A測定における測定点の高さの範囲は、原則として「床上50cm以上150cm以下」となります。また、騒音の場合は、「床上120cm以上150cm以下」となります。原材料を反応槽へ投入するなど、一定の時間をおいて繰り返し有害物の発散を伴う作業に従事する労働者のばく露状態は、B測定の実施結果のほうが正しく評価できます。


作業環境測定結果の評価

A測定のみを実施した場合

第1評価値く管理濃度第2評価値≦管理濃度W第1評価値管理濃度<第2評価値
第1管理区分第2管理区分第3管理区分


A測定およびB測定を実施した場合

第1管理区分第2管理区分第3管理区分
A測定の第1評価値及びB測定の測定値がいずれも管理濃度に満たない場合A測定の第2評価値が管理濃度以下であり、かつ、 B測定値が管理濃度の1.5倍以下である場合①A測定の第2評価値が管理濃度を超えている場合
②B測定の測定値が」管理濃度の1.5倍を超えている場合
第1評価値• B測定値<管理濃度(第2評価値≦管理濃度)+(B測定値≦管理濃度x1.5)①管理濃度 < 第2評価値
②管理濃度x1.5 < B測定値


過去問でトレーニング

過去問(令和6年4月)問12

厚生労働省の「作業環境測定基準」及び「作業環境評価基準」に基づく作業環境測定及びその結果の評価に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

管理濃度は、有害物質に関する作業環境の状態を単位作業場所の作業環境測定結果から評価するための指標として設定されたものである。

正しい記述です。そのまま覚えましょう。

A測定は、単位作業場所における有害物質の気中濃度の平均的な分布を知るために行う測定である。

正しい記述です。

A測定B測定
単位作業場所における有害物質の空気中の濃度の平均的な状態を把握するための測定発散源に近接する位置で、労働者がばく露し得る最高濃度を把握するための測定
A測定における測定点の高さの範囲は、原則として「床上50cm以上150cm以下」となります。また、騒音の場合は、「床上120cm以上150cm以下」となります。原材料を反応槽へ投入するなど、一定の時間をおいて繰り返し有害物の発散を伴う作業に従事する労働者のばく露状態は、B測定の実施結果のほうが正しく評価できます。


B測定は、単位作業場所中の有害物質の発散源に近接する場所で作業が行われる場合において、空気中の有害物質の最高濃度を知るために行う測定である。

正しい記述です。

A測定B測定
単位作業場所における有害物質の空気中の濃度の平均的な状態を把握するための測定発散源に近接する位置で、労働者がばく露し得る最高濃度を把握するための測定
A測定における測定点の高さの範囲は、原則として「床上50cm以上150cm以下」となります。また、騒音の場合は、「床上120cm以上150cm以下」となります。原材料を反応槽へ投入するなど、一定の時間をおいて繰り返し有害物の発散を伴う作業に従事する労働者のばく露状態は、B測定の実施結果のほうが正しく評価できます。

A測定の第二評価値が管理濃度を超えている単位作業場所の管理区分は、B測定の結果に関係なく第三管理区分になる。

正しい記述です。

第1評価値く管理濃度第2評価値≦管理濃度W第1評価値管理濃度<第2評価値
第1管理区分第2管理区分第3管理区分

B測定の測定値が管理濃度を超えている単位作業場所の管理区分は、A測定の結果に関係なく第三管理区分になる。

◯正解 誤った記述です。B測定の測定値が管理濃度の1.5倍以下であれば第二管理区分。1.5倍を超えている場合に第三管理区分になります。

第1管理区分第2管理区分第3管理区分
A測定の第1評価値及びB測定の測定値がいずれも管理濃度に満たない場合A測定の第2評価値が管理濃度以下であり、かつ、 B測定値が管理濃度の1.5倍以下である場合①A測定の第2評価値が管理濃度を超えている場合
②B測定の測定値が管理濃度の1.5倍を超えている場合
第1評価値• B測定値<管理濃度(第2評価値≦管理濃度)+(B測定値≦管理濃度x1.5)①管理濃度 < 第2評価値
②管理濃度x1.5 < B測定値


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